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電子書籍を安く楽しむならFOD、だったのがめちゃ改悪されちゃった

FOD

私がメインで使っている電子書籍サイトのひとつが、フジテレビが運営するFODです。

品揃えや使いやすさなど、電子書籍サービスを選ぶポイントは人それぞれです。

しかし、私が重要視しているのはずばり安さです。

操作性や品揃えはよほど悪くない限り気にしません。

ですから、もっともコスパよく電子書籍を楽しむために複数のサービスを使い分けています。

 

で、安さにこだわる私の電子書籍ライフにFODは欠かせないサービスです。

具体的にどのくらい安いのか?

悪い点はないのか?

などFODのメリット・デメリットについて解説します。

 

【2022年6月追記】この記事はもともと、FOD電子書籍の価格的メリットをまとめた内容でした。しかし2022年6月にFODのポイント仕様が大きく変わり、ここで書いたメリットはほぼ消滅しました。わたしも今はメインでは使っていません。なのでこの記事は「FOD昔こんな料金設定だったのにめちゃ改悪されちゃったなあ」という比較記事としてお使いください。※新しくなったポイント仕様は各項目ごとに追記してあります。

FOD電子書籍のメリット3つ

私が考えるFOD電子書籍のメリットは3つあります。

3つともコスパ的なメリットです。

 

【メリット1】基本の付与ポイントが高い

FODで電子書籍を購入するには、FODプレミアムという月額コースに登録する必要があります。

FODプレミアムの料金は月額で税抜888円。

消費税を入れると976円です。

 

プレミアムに入会すると、まず無条件に毎月100ポイントが付与されます。

このポイントは電子書籍購入や動画レンタルなどに使えます。

さらに8のつく日にFODにログインしてバナーを踏むと400ポイントがもらえる仕組みになっています。

8のつく日は月に三回あるので

100+(400×3)=1300

つまり、もらい忘れなければ1300ポイントが毎月付与されます。

 

976円で1300ポイント。

この月額料金よりもらえるポイントの方が大きいというところがミソです。

FODは動画サービスなので見放題動画がたくさんありますが、仮に動画を一切見ないとしても金銭的に損をすることがありません。

月額料金より大きな金額を電子書籍に使えますからね。

あまり動画を見ない私にとってFODは、月に976円払って1300円ぶんの電子書籍代を得ている感覚ですね(約25%お得)。

 

【2022年6月追記】月三回の8の日ポイントは消滅。毎月100ポイントもらえるシステムだけは残っています。976円払って100Pでは話になりませんね。

 

【メリット2】電子書籍だけポイント還元

理由はわかりませんが、FODでは電子書籍の購入だけやたら優遇されています。

電子書籍を購入すると一律20%のポイントが還元されます。

たとえば500円(ポイント)の本なら100ポイントの還元になります。

これはかなり大きいです。

 

しかも、この20%バックがあるのは電子書籍だけで動画購入にはありません。

動画しか買わない人はそれだけ割りを食ってるとも言えます。

逆に電子書籍ばかり買う人にとってはかなり有利なサービスといえますね。

 

【2022年6月追記】一律20%ポイントバックは廃止。月に使ったコインの額によって翌月のポイントバック率が上がる変動制に(最低10%最大20%バック)。

 

【メリット3】電子書籍価格に消費税がかからない

もう一つFODの隠れたメリットが、書籍価格に消費税がかかっていないことです。

このメリットを言っている人が全然いないんですが、かなり大きくないですか?

一応、FOD公式で消費税なしと言っているわけではないので、税抜きの価格で販売されている本が多い、というのが正確なところでしょうか。

しかし私が見たところ、ほとんどの書籍がKindleでの税抜価格で販売されていました。

いくつか人気作の値段で例を挙げてみます。

 

Kindle FOD U-NEXT
ONE PIECE モノクロ版 96巻 460 418 459
キングダム 57巻 564 513 564
鬼滅の刃 20巻 460 418 459
コーヒー&バニラ 15巻 462 420 462

 

このようにFODではたいていの作品がKindleの税別価格で設定されています。

税別価格だと支払い額は約9%ダウンになるので結構バカにできません。

FODと似たような月額サービスであるU-NEXTが、ほぼKindleと同じような値段設定にしているところからもその差は明らかです。

 

【2022年6月追記】FODで電子書籍を買うのに消費税がかかるコインチャージ必須になったので、この消費税メリットもほぼ消滅。

 

【2022年6月追記】新システムは商品券ガチャ

【2022年6月追記】

消える特典ばかりではなく、一応新しく創設された特典もあります。

FODジャンボ:一度に1000コイン以上の電子書籍購入でFOD商品券が当たるくじ抽選(MAX当選は買い物の全額分)

毎日ガチャピンガチャ:プレミアム会員が毎日引けるハズレ無しガチャ(最低1P、最大は不明)

 

お得な特典をごっそり消してガチャ引けと言われても当たる気がしないっす……。

 

 

【実例】結局どのくらい安いの?

月額ポイント・ポイント還元・税抜き価格。

この3つを合わせると約42%オフで電子書籍を購入できることになります。

たとえば少年ジャンプ系のコミックス(税別418円)をFODで集め続けるとこんな金額です。

 

購入巻数 余りポイント 合計金額
初月 3 295 976
二ヶ月 7 172 1952
三ヶ月 11 49 2928
四ヶ月 14 344 3904
五ヶ月 18 221 4880
六ヶ月 22 98 5856

 

22冊購入時点で支払う金額は5856円

この22冊を仮にKindle(ポイント還元1%)で購入したとすると

10015円(余り5ポイント)

になります。

かなりの金額差になるのがわかりますよね。

 

【2022年6月追記】新システムは月額使用料とかガチャとか不確定要素が強いので安さの%を出すのは難しいです。というより電子書籍だけならおそらく定価より高くなります。なにしろ月額1000円払って100円もらうようなものなので。

 

まとめ買いのお得度は?

FODでは毎月付与される1300ポイントだけ使って本を買うのが最安値の購入方法となります。

しかしこれだと、月に3~4冊しか本を購入できません。

50巻クラスの漫画を集めようとすると、それだけで一年以上かかってしまいます。

これはかなりダルいですよね。

ちょっとお得度は落ちてしまいますが、まとめ買い用にポイントを追加購入することができます。

 

ある程度まとまったポイントを購入すればボーナスポイントもついてきます。

一番ボーナス率がいいのは5500円(税込)の購入でプラス1000ポイントをゲット(約8%お得)。

この買い方でさらに20%ポイント還元と本の税抜き価格を考慮に入れると、約32%お得という計算になります(※Kindle定価との比較)。

月額ポイントと比べるとお得度は下がりますが、一気に購入できる条件としてはかなり良コスパだと思います。

 

【2022年6月追記】コインチャージの還元率も大幅ダウンしました。最大バックが5500円(税込)の購入でプラス250ポイント。

 

退会したら購入した本はどうなる?

月額サービスだと、退会した場合に買った電子書籍がどうなるのか心配ですよね。

FODでは退会しても購入した電子書籍をそのまま読むことができます。

月額コース(FODプレミアム)を解約してもアカウントは残るので、ログインして読むことが可能です。

なので、欲しい本を集め終わったら一旦解約するのもアリ。

 

ただし、毎月のポイントをもらったりコイン購入はできないので新しい本は買えなくなります。

本を買い足すには月額コースへの再加入が必要になります。

 

【2022年6月追記】無料会員だとコイン購入できないところがデメリット。これのせいで動画見ないけど本だけはFODで集めるってやり方ができない(※できるけどかなり損)。

 

FOD電子書籍のデメリット

価格面ではかなり強いFOD電子書籍ですが欠点もあります。

 

入会初日は100Pしかない

FODは毎月1300Pを得られる仕様ですが、月のボーナスポイントはあくまで100Pしかありません。

残り1200Pは8の日三回のログインボーナスでゲットできます。

なのでFOD初登録の直後は100Pしかありません。

100Pだと漫画購入には足りませんね。

すぐ漫画を買うことができないのは結構なデメリットだと思います。

もう少し初回ボーナスがあればいいのですが…。

 

購入法をダウンロードできない

FODでは購入した電子書籍をダウンロードすることができません。

読書時はサイトに直接アクセスするので、ネットが繋がっていないと読めません。

他社にはほとんどあるダウンロード機能がないのは、FODの大きなデメリットです。

オフラインで読書する機会が多いと、メインサイトとして使うには厳しいかもしれませんね。

 

【追記】2021年11月にFODアプリが改良されて漫画のダウンロードが可能になりました。

 

本の種類が少ない

FOD電子書籍は実質マンガ専用です。

小説や実用書など文字の本はほとんどありません。

漫画以外を読むなら他の電子書籍サービスとの併用は必須です。

漫画ならメジャーな作品はほぼ網羅されています。

 

アプリで読めない

FODには動画用のアプリと雑誌用(読み放題)のアプリがあります。

ところが電子書籍用のアプリはありません。

購入した本はブラウザ上で直接読むことになります。

さほど不便ではありませんが、アプリで読めたほうが手軽なので改善してほしいところです。

 

【追記】2021年11月にFOD動画用アプリが改良されて漫画も読めるようになりました。

 

購入画面に不要なあらすじ

漫画を購入する一覧画面にその巻のあらすじが書かれています。

これ未読の作品だと結構なネタバレになっているんですよね。

いまから買う本のストーリーをバラされるのは興ざめなので無いほうがいいです。

しかもFODのシステムだと、購入した本を読む時にも毎回この画面を経由します。

そのたびにこのあらすじが目に入ってしまいます。

これは本当に消して欲しいです。

 

FOD電子書籍の有効な利用法

 

【2022年6月追記】現在のFODで電子書籍を買う意味はほぼ無くなりました。以下の内容は昔のシステムでの話なのでアテにしないでください。

 

FODで購入するのに向いているのは以下のような本です。

  • 漫画雑誌の定期購読
  • 現在連載中でまだ発売巻数が少ないコミック
  • 10巻程度で完結している作品
  • のんびり集めたい過去作品

毎月必ずお得なポイントが付与されるので、週刊・月刊の雑誌を買うのにはぴったり。

また、まだ新しめの作品でこれから新刊を追っていきたい漫画にも使いやすいです。

お得なポイントだけでゆっくり集めればいいと思っている過去の作品にも向いています。

手放しちゃった北斗の拳をもう一度集めようかなあ、なんてパターンですね。

 

逆にFODに不向きなのが以下のような本です。

  • マイナー作品
  • 完結している大作
  • 連載中だけどすでに50巻以上出ている作品

一部のマイナー作品はFODで売ってない物もあります。

私の欲しかった作品だと、横山光輝作品や古い麻雀漫画で無いものがいくつかありました。

こういう作品はあきらめてKindleで買っています。

 

あとは50巻以上ある大作ですね。

月額ポイントでのんびり買うには時間がかかりすぎますし、一気に買おうとすればポイント追加購入が必要なのでやや割高になります。

今からNARUTO(全72巻)やONE PIECE(96巻)を集めようとするのにFODは不向きです。

私が大物をまとめ買いする時には、別の電子書籍サービスを使っています。

 

 

まとめ

【2022年6月追記】

いやここまで改悪されちゃうと電子書籍でFODを選ぶメリットはないですね。

動画サブスクでFODを使用中だとしても電子書籍は他を使ったほうがいいくらい。

非常にいいサービスだっただけに残念です。

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